披露宴の締めは謝辞
披露宴のお開き前にゲストへ感謝の気持ちを述べる謝辞ですが、以前は、両家を代表して新郎父のみが述べる事が一般的でした。現在では両家代表挨拶の後、新郎も謝辞を述べるシーンが多く見られますよね。
招待状の差出人にも関係する
これは、招待状の差出人にも起因します。結婚式は本来、両家の結び付きですので、招待状の差出人を親にしたカップルもいらっしゃるのではないでしょうか。この場合の謝辞は両家を代表して新郎のお父さんが述べることに。状況によっては新郎のお母さんや新婦のお父さん、お母さんが述べる場合もあります。
招待状の差出人を新郎新婦にした場合には両家代表の謝辞の後に新郎が謝辞を述べるケースが多いです。
親の謝辞とは
お父さん、またはお母さんに謝辞を頼んだら、「何を話したら良いんだ?」なんて質問された新郎もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は親の謝辞について話していきたいと思います。
親からの謝辞は結婚式に参列してくださった「ゲストへの感謝」と「これからも二人をよろしく」という気持ちを言葉で表します。
親御さんとしてはここでビシッと決めたいところですよね。
文章構成をチェック
では、具体的には何を話したら良いのか例文を紹介しながら、確認していきましょう。
文章の構成としては 自己紹介、はじめの言葉、感謝の言葉、お願いの言葉、締めの言葉 の基本構成を作ります。
1.自己紹介
「ただいまご紹介に預かりました、新郎の父、〇〇(フルネーム)でございます。」
名前はフルネームで伝えましょう。
2.はじめの言葉
「〇〇家 〇〇家を代表しまして、お礼のご挨拶を申し上げます。本日、無事にこの日を迎える事ができ、感無量の思いでいっぱいです。」
他にもその日の天候や披露宴のようすを入れてみてくださいね。
3.感謝の言葉
「本日はお忙しい中、新郎新婦の為に皆様にはご臨席を賜り、深く御礼申し上げます。ご来賓の皆様からの心温まる励ましの言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」
ご自身が一番伝えやすい言葉で表してみてください。祝辞をいただいた時に感じた思いを伝えるのもオリジナリティが出て良いと思います。
4.お願いの言葉
「なにぶん、未熟な二人でございます。どうぞこれからも、皆様のお力添えを賜り、温かく見守っていただければと思います。」
ゲストにふたりを温かく見守ってほしいという事を伝えてみましょう。親としての思いを含め、親の愛が伝わる言葉だと良いですね。
5.締めの言葉
「ご臨席の皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。」
締めの言葉はバッチリ決めましょう。自分の言いやすい言い回しや言葉を選んでみてください。
新郎の謝辞と内容がかぶらないように
上記は一例ですので、参考にしてみてくださいね。また、新郎も謝辞を予定しているのであれば、新郎の謝辞と同じ内容にならないようにお互いに確認をしておくことが必要です。