まずは、こちらのデータを見てみましょう。
年齢(5歳階級)別未婚率の推移
出典:内閣府 平成29年版 少子化社会対策白書
男性の未婚率は、年々上昇しており2015年、30~34歳で47%に達し、約半数が未婚。
1960年は10%でしたので、明らかに日本における結婚観が変化し、晩婚化が進んでいる状況です。
また、生涯未婚の方も同様に増加しています。
この背景には様々な理由がありますが、大きく3つ。
①就業環境の変化による収入の不安定化(生涯雇用企業の減少、派遣や短期雇用などの変化)
②個々のライフスタイルを重視した生活スタイルへの変化
③結婚することに意義を感じていない
今回は、②と③について既婚者の視点から実際どうなのかという見解と、結婚で得られるメリットについてお伝えします。
個々のライフスタイルを重視した生活スタイルへの変化
簡単に言いますと、趣味や仕事を優先したいということです。
かくいう私も多趣味で仕事バカですので、実際結婚を避けてきました。
一方で、35歳をひとつのメドとして、それまでにやりたい事をやり切るつもりで遊びも仕事も中途半端ではなく全力でやって、「年貢の納め時」みたいな感じで今の奥さんと10年付き合って結婚しました。
懸念として、以前のように自分の自由に使える時間は減ることが予想されましたが、子供も産まれて多少自由時間の阻害要因になってはいますが、思っていたよりもそんなに気にならないな、と感じています。それは、結婚で得られるメリットの一つだと思うのですが例えば仕事なら、今までは自分の為に報酬(給料)を得るためにしていた仕事が、家族を養うために、または生活を守るためにする仕事に変化して、考え方や働き方が変化してきている事があげられます。
また、趣味に割く時間は減ってはいますが、朝の時間をうまく使うなどして工夫すれば釣りやサーフィンなどまあまあできちゃったりします。
結婚することに意義を感じていない
私はこれでした。結婚に対してメリットをあまり感じていませんでした。
実際結婚していないので、自分自身が言える根拠は何もないのですが、周辺情報やネットの記事などを元にそう思っていました。
「入籍」という法的に夫婦になることを除けば、結婚式などはいわゆる儀式的なものでそれに対して意義を感じるのは難しいかもしれません。
また、そんな意義の感じない儀式である結婚式や、新居・引っ越しなど多額の費用をかけて自分に使うはずだったお金を・・・みたいに思う方もいるのではないでしょうか。
私は長く結婚式に関わる仕事をしていながらそう思っていましたが、35歳を迎え実際に結婚・結婚式をしてみると家族と一緒に過ごす、朝食や夕食を共にする時間や物事を考える時間はいいものだなと思うようになり、それに合わせた生活スタイルへと変化しました。
それぞれ様々な考え方はありますので一様にそうとは言えませんが、何となく結婚を避けていたり結婚に踏み切れないという方は一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。