親への記念品とは?
新郎新婦が披露宴の最後に手紙を読んだ後、両家の親御さんに花束などを手渡しているシーンを目にしたことはありませんか?司会者さんが、「それでは、新郎新婦から親御様への花束贈呈です!」と言うシーンです。あの時に手渡しているもののことを総称して『記念品』と呼びます。
では、親御さんへ記念品を渡す意味とは何でしょうか?それは、これまで育ててきてくれてありがとう、という感謝の思いを伝えるというものです。あなたなら、何を親御さんに渡したいと思いますか?
記念品は花束が当たり前?
とある会社の調査では、実に60%以上の新郎新婦が親御さんへ花束を贈ったという結果が出ています。それくらい、新郎新婦さんにとって記念品=花束というイメージが強いんですね。
更に、実際の結婚式場の見積もりなんかでも、一番最初に出てくる見積もりに記念品として花束が入っていることがよくあります。こちらなども、結婚式場が記念品=花束というのをスタンダードだと考えている証拠でしょう。
記念品に花束を贈るとどうなるか
では、実際に花束をもらったとした場合にどうなるかを考えてみましょう。確かに見た目は華やかだし、花束をもらうといっても両手で抱えるような花束をもらう機会というのもそうそうないので、もらう親御さんも嬉しいことには間違いありません。
ただ、ここに落とし穴があります。大きいということは帰る時にその分大きい荷物が増えてしまう、ということになるんですね。生花は花粉もついたりしますし、もし遠方だったりしたら持って帰るのも一苦労です。
そして更に、当然ですが生花はいずれ枯れてしまいます。生花なんだから仕方がないといえばそうなんですが、折角ならこれから先もずっと残る記念品を贈ってみたいと思いませんか?
花束以外の記念品とは?
では、花束以外のものを贈るとしたらどんなものが考えらえるのか?一つずつご紹介していきましょう。
1.体重米
これは書いて字のごとく、体重分のお米を記念品として贈るというものです。ではいつの体重か?これ、出生時の体重なんですね。産まれた時の重さのお米でその当時を思い出してもらう、そんな品なんです。
袋でも良いですが、小さい米俵なんかもお米の雰囲気が一層感じられて良いですよ。そして熨斗(のし)についても、普通の「寿」と書いたものではなくお二人の産まれた時の写真なんかがあれば、それを貼ってさも産まれた時のお二人を抱っこしている雰囲気なんかにしても、より一層当時を思い出しせて良いですね。
2.ウェイトベア―
これは、先の体重米と少し似ていて、産まれた当時の体重のクマのぬいるぐみを贈る、というものです。米俵や米袋に比べて赤ん坊に近い形をしていますから、抱っこするのも楽しくなること間違いなしです。
もしサイズが合うものがあったら、産まれた頃に来ていた新郎新婦の服を着させて当時の新郎新婦さながらの格好にさせてみても良いでしょう。
このウェイトベア―、実はクマ以外にもディズニーキャラクターで作るものやサンリオのキャラクターで作るものなんかもありますから、お好みに応じて選んでみては?
3.三連時計
三連時計、これもまたなかなか耳にする機会が少ないものだと思います。これも書いて字のごとく、3つの連なった時計のことなんですね。
新郎家の親御さん、新婦家の親御さん、そして新郎新婦。3つの家族が同じ時を刻み続けるという何ともロマンチックな意味が込められています。
更に、この三連時計は3つを繋げてるとぴったり合わさるように作られています。デザインなんかも色々と選ぶことが出来、コメントなんかも掘ったり出来るので、それぞれの親御さんへの想いを刻んでみても素敵ですよ。
4.夫婦箸・夫婦茶碗
最後にご紹介するのは、夫婦箸そして夫婦茶碗。いつも食卓に並ぶお箸やお茶碗にすることで、常にお二人の気持ちを傍に感じて頂ける、そんなアイテムです。
お箸に親御さんの名前や一言を添えてみるのもよし、お茶碗なんかは実際に陶芸教室で作ってみてそのエピソードごと贈るのも素敵ですね。
まとめ:記念品は、お二人の気持ちの伝わるものを
いかがでしたか?花束ももちろん素敵なのは間違いないですが、30代ともなればもうかなり立派な大人な部類に入ります。通り一辺倒の記念品ではなく、30代だからこそのこだわりを発揮してみたいものです。
なにより、結婚式当日は新郎新婦はもちろんのこと、お二人の親御さんもホスト役に回るのが常識。これまでの感謝もそうですが、その日1日の感謝の気持ちも込めて、お二人らしいお二人のお気持ちのこもった一品を、是非、親御さんにプレゼントされてみて下さいね。