再婚は実際多いのか?
芸能界だけでなく周辺でも決して珍しくない「離婚」と「再婚」。
では実際どのくらいの方が離婚・再婚をしているのか、データを見てみましょう。
婚姻件数及び婚姻率の年次推移
出典:厚生労働省 平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況:結果の概要
年々婚姻件数と婚姻率は下がっており、平成23年はピークの昭和47年に対して40万件以上婚姻件数は下がっています。
平均初婚年齢の年次推移
出典:厚生労働省 平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況:結果の概要
そして、平均初婚年齢は上がっており、男性は30.7歳、女性は29.0歳となっています。
全婚姻件数に対する再婚件数の割合の年次推移
出典:厚生労働省 平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況:結果の概要
再婚件数は、全体の婚姻件数に対して男性18.8%、女性16.4%となっており、6年前と比較して6ポイント前後上がっています。
初婚や再婚別にみた結婚形態
出典:毎日新聞 3割が再婚 晩婚化さらに進む 厚労省まとめ(2015年)
更に、婚姻件数全体のうち、初婚は73.2%なのに対し再婚は27%にのぼり、約4分の1のカップルは再婚で入籍していることになります。
結論、再婚件数は多い。
データから見ると、再婚カップルは4組に1組あり、多くのカップルが再婚している事になります。
再婚というワードをテレビでしか見ない時代から、わりと周りでも普通に聞くワードに変化してきていると言えます。
一昔前であれば、特に地方であるほど再婚に対して強いネガティブイメージを持たれることが多くあったと思いますが、世代が変わり、物事の考え方や捉え方に変化が出てきていると考えられます。
再婚カップルは、結婚式をするべきなのか?
では、再婚カップルが結婚式を挙げるのはどうなのでしょうか。
いくら件数が増えているとはいえ、いくつか問題があります。
・友人や同僚など、結婚式に二度目に呼ばれる場合、祝儀を2回払うような感覚になる。
・どちらかが2度目または3度目、一方が初婚の場合、出席ゲストや親類の温度感に差が生じる。
など、気にする人はどうしても存在します。
ですが、再婚であったとしても、ちゃんと結婚式を行ってこれからの夫婦生活にとって人生の門出を祝いたい、祝ってもらいたい気持ちはあると思います。
諸問題はいろいろありますが、これからの夫婦生活には楽しい事もあれば壁もあると思います。そんな夫婦生活の一つ目の壁だと考えて、乗り越えていくのも新しいスタートを切ることに意味があるのではないでしょうか。
その2につづく。