結婚式の日取りと会場が決まり、いよいよ次は招待客に案内を出す段階。実はここが中々に頭を悩ませるポイント。一般的には親族・会社関係・友人を呼べばいいと思うかもしれませんが、そう一筋縄では行きません。
親族を呼ぶ場合”いとこ”を呼ぶのか?”はとこ”は?会社関係は同期を誰まで呼ぶ?友人を呼ぶにしても、しばらく会っていない人もいるし。。。といった様に、よくよく考えてみるとそうそう単純ではないというケースも多く見受けられます。
ゲストとして誰を招待するか迷ってしまって決められない!という方は、今回の記事を是非参考にしてみて下さい。
結婚式のコンセプトを考える
そもそも、今回アナタが結婚式をすることになった、することにした理由は何でしょうか?愛する彼女の為?彼女の親御さんの為?お世話になった人たちに向けて?考え方は色々あると思います。
実はここに、招待客を決める為のヒントが隠されているんです。親御さんを含めた親族中心のこじんまりとした式にするか?彼女がどんなパーティーを望んでいるのか?お世話になった人を出来る限り招待して盛大にやるのか?
コンセプトを決めてみると、そこから招待するべき人、招待したい人が見えてくるものですよ。
ではカテゴリー別ではどうか、考えてみましょう。
過去に結婚式に招待してもらった人
社会人になって10年も経てば、結婚式への出席経験は少なからずあると思います。結婚式は基本的に招待されることがなければ出席出来ませんから、招待されることはある意味で特別感がありますよね。であれば、招待してくれた人は自分たちの結婚式にも招待するべき!
・・・果たしてそうでしょうか?
確かに結婚式に招待されるのはとても嬉しいことですが、お付き合いでの招待ということもありますし、その後のアナタとの関係や妻となる彼女の立場などもあるでしょう。招待してもらったら招待するもの、という考えを持つ方は大勢いますが、招待しなければならないという決まりはありません。
もし過去に招待して下さった方が大学時代のサークルの先輩だった場合、その方だけ呼びますか?招待されなかった先輩はどう思うでしょう?
そういった、周囲との関係も考えてしっかりと理由があるのであれば、招待してもらったからといって招待する必要性はありません。状況を見て検討してみて下さい。
会社の上司や同僚
組織に所属していると、上司や同僚がいますよね。結婚式では主賓として会社の直属の上司を呼ぶケースが多いので、会社関係者は招待するのが当たり前だと思うかもしれません。確かにこれから先の会社員人生を考えた時、上司や同僚を招待しておけば一定の義理は立てられるでしょう。
でも、結婚式とはそもそも誰の為にするものでしょうか?会社の方々はもちろん大切ですが、アナタが本当に大切にしたいポイントはどこでしょう?
会社関係者を呼ぶとどうしても畏まった雰囲気になります。そうするとアットホームだったりカジュアルといった雰囲気にするのは難しいでしょう。もしアナタや新婦さんが堅苦しい式にしたくないのであれば、会社の方には「親族のみで行います」と事前に断りを入れるなどしておけば波風は立たないでしょうから、会社関係者を呼ばない式にするのも良いのでは?
しばらく連絡をとっていない人を呼ぶか
ずいぶん長い間連絡をとっていなかった旧友から招待状が届いたら、アナタならどんな風に感じますか?嬉しいという方もいるでしょうし、いきなり何だ?と思う方もいるでしょう。ここは人によって反応が全然違ってきます。
結婚式に招待されると、常識のある人であれば招待状を受け取った段階で何とかして出席しようとするものです。しばらく連絡をとっていなかったのに招待状が届いたとなると、出席しようと調整してくれるかもしれませんが、負担になる可能性も大。
その方とアナタのこれまでの関係性にもよりますし、結婚式への招待を機に旧交が温まるということもあります。アナタ自身が本当に招待したいのかどうか、招待されたら相手の方はどう思うのか、この点をじっくりと考えて判断してみてください。
親戚は全員呼ぶべきか
親族は人によってはかなりの人数になるでしょう。親が大家族だったり、古くからの伝統ある家柄で家系図なんかも残っていたりすると、その数は計り知れません。
結婚式には親や兄弟以外に親戚の方が出席されるのをよく見かけると思います。少なからずお世話になっている訳ですから招待するのは当然といえば当然ですね。
ただ、親戚と言ってもその距離感は様々。いとこもいればはとこもいますし、近場のおじさんもいれば遠方のおじさんもいます。全員招待したらキリがない、ということにもなりかねません。
そんな時は、親御さんに相談できるようであれば相談してみて、親戚間でのこれまでの結婚式の際の傾向なんかを聞いてみても良いでしょう。
コミュニティ内で呼ぶ人を分けるか
社会人ともなると、関係のあるコミュニティが色々あるということも。小学校時代、中学校時代、高校時代、大学時代、部活仲間、サークル仲間、バイト仲間、社会人になってからの同期、などなど挙げればキリがありません。
でもその全てのコミュニティの仲間を全員招待するのは、どうでしょうか?所帯が大きかったりするとやはり親しい人もあまり親しくない人もいるでしょう。こういった時は二次会を開催して「人数の都合上」といった説明を、場合によりしておきましょう。
テーブルの席数での判断、バランス
招待する時によく困るのがこの現象。親しい友人だけれど共通の知人が一人もいなかったり、逆に人数は多いけれどテーブルとのバランスが悪かったりして配席に困る、なんてことが起こります。
こんな時は、ゲストのキャラクターを考慮しながら組み合わせみて、それでも難しければ当日フォローするなどして、楽しく過ごせるようにしましょう。良い大人なので、初対面の人がいると楽しめないということもないでしょうし、その分ゲストが楽しめるよう、精一杯の準備をすればOKです!
招待客の考え方、まとめ
いかがでしたか?結婚式をするとなると招待客のリストアップから始めますが、時にこれが結構な負担になることが。どんな結婚式にしたいのか?招待した場合に相手の負担は?親はどう考えている?、等々、様々な要因が絡んできます。一生に一度の機会ですから、その場の全員が楽しめるようにアナタと新婦さんでじっくりと考えてみてください。