新郎の年齢の違いからくる謝辞の内容の変化
20代、30代、40代と年を重ねることで、話す内容も変わりますね。
20代の頃は、イケイケゴーゴー!の勢いがあれば、「この新郎は何かやってくれるかもな・・・。結婚して良かったね。」となります。
30代になると、役職に就いている方が増えるので披露宴には部下や上司、社長まで来ていただくようになるとそれなりにわきまえた話が必要になります。社長に対してもアピールの場かもしれません。そうなると、今後どうしていきたいかという「宣言」のような意味合いも含んできます。
そして、40代です。立場もある程度上になり50歳の自分の姿も見えてくる頃です。どのような職業で職責を担っているかによってもだいぶ立場や振る舞いが異なるでしょう。会社の代表、企業の部長や課長など、立場の違いによって出てくる発言も異なる微妙な状況であると思います。立場別での謝辞例をお伝えいたします。
会社代表の場合
社長の場合には、自分のワールドを出せばいいので問題ないでしょう。やりたいようにやってください!
役職者の場合
上司(社長・役員)に対して自分の将来がこうなるということを、ある程度示したほうがいいでしょう。自分の世界観や目指す姿が今いる位置や立場で満足なのか、今後どうしたいのかを提示することで、今後の自分のあり方に対して上司がある程度進み方を考えてくれるいい機会になるでしょう。
平社員の場合
何も心配することはある意味でありません。
やりたいようにやりましょう。披露宴に呼ぶくらいの上司(部長・課長)はおそらく距離が近い関係にあるはずなので、上司から「あいつスゴイな」と思わせる必要もあまりないでしょう。自由にやりたいようにやりましょう。
親族への御礼
自分の社会人・企業人としての立場からの内容については、先に述べたようにそれぞれの立場でしっかりと考えてくださいね。
その後は、親族への御礼をしっかりと完結に述べましょう。
40代で結婚する場合には、おそらく親戚の方は70代80代が多くなると思います。長い文章が頭にすべて入るわけではないと思いますので、完結にインパクトのあるお礼の文章を考えたいですね。
例えば「ド根性大根」のストーリーを取り入れて自分を表現し、今後の二人は問題ないので心配しないようにね、といった内容を入れるとか。
コンクリートの隙間に出来た大根。コンクリートという重く固い蓋を一気に壊して根を張ることはできないかもしれません。でも、少しずつ、じわじわと力を加えることでいつかそんなコンクリートさえも割り、根を張り育つことができる。僕はそんなド根性大根のように、いきなり今ある状況を一気に変えて伸びることはないかもしれないけど、少しずつ日々の努力をすることで、根を広げ重く固いコンクリートさえもいつか壊せるような男として日々精進してまいります。本日はありがとうございました。
まとめ
自分の社会人としての立場と、お世話になった方に対してのお礼を簡潔にまとめて40代らしい謝辞にしてみてください!