結論は、40代新郎新婦の挙式結婚式は「やるべき」です。
メイクマリー編集部の結論としては、40代新郎新婦の挙式結婚式は「やるべき」です。
40代だと、
- いまさら
- もうきれいじゃない(と思っている)
- 2回目だから
- 来てもらうのが大変
- お金がない
- 会社の人を呼ぶのが面倒
- 時間がない
- 友人と疎遠になっている
とか、やらないでも良い理由を考えがちです。しかしながら、結婚式とはを考えていくとやってしかるべき理由が見えてきます。
なぜ「やるべき」という結論に至ったかを詳しく説明していきます。
40代新郎新婦が挙式披露宴をやったほうが良い理由
それでは、40代新郎新婦が挙式披露宴をやったほうが良い理由を様々な角度から見ていきましょう。
結婚式とは?
2010年に結婚式をしたカップル約70万組のうち、挙式・披露宴を実施したカップルの比率は、なんと、
挙式披露宴をしなかった:49.4%
挙式披露宴をした:50.6% ※1
と約半々です。
どう思いますか?
へー、結構やらない人が多いんだ。だったら私もやらないでいいかな。
そんな風に思ってはダメですよ!
結婚式は挙式と披露宴に分かれるので、それぞれの意味合いを考えてみます。
①挙式とは、地域・宗教によってもやり方が変わるので、これが正しいというものはないが、共通している意味合いは、「結婚の儀式」ということと考えられます。日本だと、最近はキリスト教でもないのにキリスト教式で挙式を行ったり、「和婚」ブームになれば、神式の形式で執り行われます。ただし、ここは日本が特別です。特に信仰のない宗教の儀式のやり方を利用して「結婚したという儀式」をしているのです。イスラム圏の人が他の宗教のやり方で挙式をすることはありませんよね。
②披露宴とは、「結婚したことに対する宴会・お披露目の場」という意味合いではないでしょうか。挙式には通常親族とごく一部の中の良い友人に参列いただき、挙式が終わった後の披露宴に仕事関係の方だったり、より多くの友人に参列いただきます。
なので、約半数の人が挙式披露宴をやらない現状は、宗教的な信仰の薄い日本らしいと言えます。
「なし婚」という言葉も最近よく聞きますが、「挙式披露宴をしない結婚式」という意味です。なし婚が広まってきた背景の理由は、「お金」と「高年齢化」という2つの要素が絡み合っていると考えられます。40代にもなると、自分の将来の年収なり姿がおぼろげに見えてきます。そうすると、これから生活をしていくのにここで数百万を使う必要ないという判断に繋がるわけです。
なので、日本の場合、宗教的な強制もありませんし自由にできることを考えれば、結婚式とは、「二人が今後将来を力合わせて幸せな生活を営んでいこう!」という区切りをつけることであると考えます。単純に役所に婚姻届けを提出して夫婦になったのと、挙式披露宴をして、「幸せになる宣言」を自分の大切な方の前ですることに意味があるかどうかということだと思います。
※1 総合ユニコム「婚礼・ブライダル施設インダストリーデータ2012」より
結婚式(挙式披露宴)をやると得られるものとは?
筆者は新郎新婦ともに36歳の時に挙式披露宴を行いました。御三家と言われるホテルで110人を招いて「派手」に行いました。結果得られたものをまずは紹介しておきます。
2人が結婚して幸せだと感じることのできる原点。結婚の証
これは、結婚して9年経った今でも「あの日」に戻ることができる貴重な感覚です。あの幸せで綺麗だった頃、二人が将来幸せになろうと決めたあの瞬間に写真や音楽一つで戻ることができます。喧嘩してもあの時の思い出が二人を繋ぎ止めていることもある。そんな気がします。
親戚への安心感
結婚して、家族や親戚とのトラブルって実は結構あります。「あんな人と結婚して」と言われることもよくあります。
しかし、ある程度しっかりとした結婚式を挙げてそこに参列いただくことで、「いい人と結婚したね」と言われるようになります。ただし、ここはかなり個人差があると思います。
そもそも信頼のある人間であれば、誰と結婚してどんな風にしたとしても何も言われないでしょう。
幸せになるという宣言
とても大切な方々をお招きしての結婚式なので、自分たちは幸せになりますと宣言することになります。やはり、宣言をしたかどうかで行動が変わります。
脳科学の話にもなりますが、「宣言」すると「達成」しやすくなります。「こうなる」と言葉で自分自身に言い聞かせることなので、そうすると、脳みそは、勝手にその方向に進むよう動き始めます。
結果として、夫婦生活において大きな問題を引き起こさずにいられると考えられています。
綺麗な2人の記録と記憶
筆者は、アルバムとDVDを作りました。これが非常に良い思い出になっています。DVDなどは、見直すと泣いてしまいます。
人間は五感で感じることで記憶を呼び起こし、感情を呼び起こします。アルバムやDVDを「見る(視覚)」、音楽やスピーチを「聞く(聴覚)」ためのツールを手に入れることができたので、当時の感情をすぐに呼び起こすことができるように。
これは非常に素晴らしいツールを手に入れたと考えています。
40代で結婚式をすることの意義とは?
結婚式の一般的な意義は理解していただいたと思いますが、ここで重要なのは「40代で挙式披露宴を行う意義」です。筆者は、36歳で結婚式をしたのでそれよりも少し上になります。
何が変わるかと言えば、一番大きなことは、「子供」かもしれません。40歳を超えると子供ができる確率が極端に下がると言われています。
逆にその部分しかかわらないともいえますね。
既にご説明した「得られたもの」は40代になったからといって得られないものではありません。なのでメイクマリ―編集部としては40代の挙式披露宴はやるべきという結論に至った訳です。
まとめ
40代で挙式披露宴をするべきか?答えは「YES」です。最近は離婚率も上昇しています。挙式披露宴をやったから離婚しないということはないかもしれませんが、「幸せになると宣言」したことで、離婚に至る原因となることを極力しないようになると筆者は考えます。
突然離婚の話になりましたが、40代は、今や人生のようやく折り返しを迎えた時です。そんな時に人生の後半戦を共に生きることのできる大切な人を見つけられたことの「区切り」としても挙式披露宴を行うと良いのではないかと考えます。