結婚式といえば、新婦さんの綺麗なドレス姿に新郎さんの格好良いタキシード姿、感動的なスピーチやムービーなど、ゲストが楽しめる仕掛けは沢山あるものですね。その中でも全てのゲストへの最大のおもてなしと言えるのが、”お料理”そして”お飲み物”です。
披露宴でのお料理はどんな風に決めたら良いのか悩んでいるアナタに、会場のプランナーさんに任せるのではなくお二人でしっかりと決められるよう、考え方や内容のアリ・ナシについてご紹介します!
披露宴といえば、お料理とお飲み物
新婦側ゲストであれば新婦さんのドレスについて、色味や形、写真などが気になったり記憶に残ったりしますが、結婚式に参列頂くゲスト全員にとって最も関心があり記憶に残るのが、お料理とお飲み物なんですね。
実際にゲストとして参列した結婚式のことを振り返ってみた時、何が思い出されますか?お料理ではないでしょうか。その位、料理というのは記憶に残るものなんですね。
料理の金額の決め方は?
披露宴でのお料理はどの位の金額にするべきか。これは地域によって相場が異なるので一概には言えませんが、ほとんど会場について言えるとすれば、お料理は金額別にいくつものコースが用意されている、ということです。
複数のコースを用意しておくことで、「一番安いコースは微妙だけど一番高いコースは予算が気になる。間をとって真ん中の金額のコースにしよう。」となるように計算されているんですね。そして結果的に会場が誘導したコースになり、初期見積りから金額が大幅にUP、ということも。
予算は決まっているでしょうから、衣裳や引出物などその他のアイテムの金額も考えながら、お二人の結婚式の中で料理がどの位置づけなのかを踏まえて金額を考えてみて下さい。
ちなみにゼクシィブライダル総研が2017年10月18日に発表した調査では、ゲスト1人当たりの料理と飲み物の相場は18,500円(ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べ)と、昨年に比べて増加傾向にあります。
ボリュームは男性と女性どちらを基準に考える?
結婚式のゲストには男性と女性と両方が含まれますよね。では、料理のボリュームはどのように考えたら良いのでしょうか?
一般的に男性は女性よりも多く食べますし、その逆もまた然り。その為、会場のゲスト全員に丁度良いボリュームの料理を提供するというのは至難の業だといえるでしょう。そこでここでのポイントは「残させたくないか・物足りなく感じさせたくないか」です。
男性ゲストを中心に考えれば、ボリュームはある程度多くする必要が出て来ます。しかしその場合、女性ゲストの多くは料理を食べきれなくなり残してしまうことが。中には心苦しく思って無理して召し上がる方も居るかもしれません。
また逆に女性ゲストを中心に考えると、ボリューム的に男性は物足りなくなるかもしれません。そして披露宴が終わった後に何か食べに行く、なんてことも。ここはお二人の考え方次第ですので、どちらを基準とするかじっくりと話し合いましょう。
コーナー料理ってアリ?ナシ?→かなり微妙
料理のボリュームが少ない場合、個人個人で調整が出来るようにカウンターなどを設けてお料理を好きにとれる場所を設ける場合があります。それがいわゆる”コーナー料理”です。
男性でもう少し食べたいといった方にはありがたがられるかもしれませんが、実際にはゲストが席をたって取りに行かなければなりません。また内容もパスタやピザになったりと一気に飲み会みたいな雰囲気になることも。
もしコーナー料理を取り入れる場合には、新郎新婦さんが取り分けてゲストに配る、といった様に演出の一つとすればそこまで雰囲気を崩すこともありませんので、コーナー料理を検討している方は、参考になさってみてください。
ビュッフェ形式はアリ?ナシ?→ナシ
まずないと思いますが、ごくまれに”ビュッフェ形式”での料理を提案されることがあります。これは要はバイキング形式。
結婚式はご祝儀を頂いて皆さんをご招待する場所です。ビュッフェ形式の料理となるとグレード的にもかなり下がりますし、何より自分で全ての料理を取りに行かせるなどというのは、おもてなしの観点からするともっての外です。
まずないとは思いますが、ビュッフェ形式の料理は絶対にNGだということを、覚えておきましょう。
試食会について
料理を決める過程の中でほとんどの会場で提供されるのが、試食会。実際に結婚式当日に提供可能な料理を食べてみて、味、ボリューム、バランス、お酒との相性、などを確認・検討する機会です。
ここで大切なのは、予算や想定に見合ったコースの料理を選択して食べるということと、同じコースは極力頼まずに比較するということです。そうすることで色々なコースを試すことが出来ますし、プリフィックス(組み合わせを変えること)が出来る会場であればお二人の好みのコース設計が可能になりますよ。
そして試食会の時に意見が分かれるのが「親を試食会に呼ぶかどうか」。親御さんを呼ぶと、親戚関係で配慮すべき点や年長者の場合の感想が聞けるというメリットがある一方、先に料理の内容がわかると親の楽しみが減ってしまうという考え方もできます。または、美味しい料理を何度も食べさせてあげられる、と考えることも出来ますね。
親御さんを試食会に呼ぶかどうかは意見が分かれることも少なくないので、アナタと新婦さんでじっくり話し合ってみて下さい。
披露宴のお料理について まとめ
いかがでしたか?お料理は結婚式の中でも主役級に大切なもの。だからこそ細心の注意を払ってどなたにも楽しんで召し上がってもらいたいですよね。金額的にも大きな割合を占めるアイテムですから、予算やゲストのことなど多角的に考えてみましょう。