結婚式の指輪交換は「左手の薬指」にはめるという事は広く一般的に知られていますが、「婚約指輪」はどの指にはめたら良いのでしょうか。
プロポーズ直前に「あれ?左手?右手?どっち?薬指でいいんだっけ?」なんて事にならないようにしましょう。プロポーズの大事な場面でカッコ良く決められるように、今回は婚約指輪についてお話していきます。
婚約指輪とは
婚約指輪、英語ではエンゲージメント・リングと呼びますが、婚約指輪は名前の通り、結婚を決めた二人の間で男性から女性に贈られる指輪の事です。婚約の証ですので、特別感のある指輪を用意したいですね。
婚約指輪の歴史
では、なぜ指輪をプロポーズの際に贈るようになったのでしょうか。婚約指輪を贈る習慣は古代ローマよりスタートしたと言われています。当時、婚約をするという事は結婚に相当する拘束力のある契約とみなされた為、その証として指輪を贈ったそうです。当時は鉄製の指輪を使用していました。
日本では昭和30年代から結納品の一つとして贈られるようになりました。当時はダイヤモンドでは無く、真珠や誕生石を使用した指輪が主流だったようです。昭和40年代にダイヤモンドジュエリーを展開している会社が婚約指輪のキャンペーンを行った事がきっかけで、日本にダイヤモンドの婚約指輪を贈る習慣が広まったそうです。意外にも歴史が浅いですね。
どの指にはめる?
古代ローマ時代では心臓は人の感情を司る所だと考えられていました。そして、左手の薬指が心臓に直接繋がっていると信じられていた為「左手の薬指」に婚約指輪をはめていたと言われています。
よって、日本でも左手の薬指に婚約指輪をはめるという方が多い傾向にありますが、右手の薬指を選ぶ方もいらっしゃいます。歴史的に見たら、左手なのかもしれませんが、実は婚約指輪をはめる指は厳密には決まっておりません。
左手でも右手でも間違いではありません。左手の薬指は結婚指輪の為にあけておくのもOKですし、日常生活の事を考えて右利きだから左手にはめておくなど二人で決められます。
結婚式当日の指輪交換の時に婚約指輪はどうしたら良い?
ここで、結婚式当日は婚約指輪をどうしたら良いのかという疑問が沸いてくると思います。まさか、すでに左手の薬指に婚約指輪が入っている状態で結婚式の指輪交換が行われる場面に遭遇した事はないですよね?指輪交換時には新婦の左手の薬指にはどんな指輪もはめられていません。
しかし、婚約時に婚約指輪を左手の薬指にはめた場合はどうしたら良いのでしょうか。その場合は挙式が始まる前に右手の薬指に指輪を移動させておきましょう。その後、挙式が無事に執り行われた後、婚約指輪を左手薬指にはめなおすというのが正しい方法になります。
まとめ
婚約指輪は左手でも右手の薬指でもどちらにはめてもOKでしたね。ここまで婚約指輪について詳しい女性は多くないと思いますので、男性のあなたが知っていたら彼女から尊敬されるかもしれませんよ。