前撮りとは?
結婚式について話をしていく中で、「前撮り」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
文字通り、結婚式をする前に写真撮影をすることです。会場によっては前撮りを強く勧めている所もあります。結婚式というのは一見するとわからないことだらけ。プランナーさんに勧められるがままに前撮りを取り入れようと考えている新郎新婦さんも少なくないでしょう。
そこで今回は、前撮りの良い面と悪い面を中心にご紹介します。
前撮りのメリット
結婚式当日、新郎新婦は会場に入ってから結婚披露宴が終わるまであまりゆっくりとする時間がないのが一般的。当然、ゆっくりと二人だけで写真を撮る時間を持つのは困難です。新婦さんにしてみると、折角の晴れ姿なのでツーショット写真を残したいという気持ちもあるでしょう。
そんな時、前撮りをしておくと時間を気にすることなく色々な場所で様々なポージングをしながら記念の写真を残すことができます。海が大好きならビーチで撮影したり、お互いに同級生同士ならば母校での撮影なんかも素敵ですね。また和装での写真を撮っておけば年賀状に使う、なんてこともできちゃいます。
衣装も、結婚式で何着もお色直しするとなるとバタバタしてしまいますが、前撮りなら何着も着たいという希望も実現し易くなります。
前撮りで写真をたくさん撮っておいて、招待状に一部取り入れてみたり、当日のウェルカムボードや会場内に写真コーナーを設けても良いでしょう。席札などにあしらってみても、持ち帰ることが出来ますし記念品としても良いですね。
前撮りのデメリット
では、前撮りのデメリットは何でしょうか。
まず真っ先に浮かぶのは費用と時間のことでしょう。結婚式当日とは別で衣装をレンタルして着付けやヘアセットをしてもらう必要が出て来ますので、数十万円単位で用意しなければなりません。また会場によっては土日は結婚式が入っている為に平日に仕事を休んで時間を作る必要も出て来ます。
前撮りというのは、当日ゆっくりと写真撮影をすることが難しい為に別日でゆっくりと写真撮影をするというのが大きなメリットですが、ここが実は落とし穴だったりするのです。
どういうことかというと、会場によっては当日の隙間時間を使って会場内の撮影スポットで前撮りに近い写真撮影が可能な場合があります。
そうすると、費用も時間も節約できるという訳なのです。この点については会場ごとに大分異なるので、まだ会場を決めていない場合には見学の時点で確認すれば後から「そんな方法がとれたなんて」と後悔することもないでしょう。
まとめ:前撮りはするべき?しないべき?
この点は、なんといっても時間とお金に余裕があるかどうかがまず重要になります。他を削っても二人の写真を残したい!という強い希望がある場合はその限りではありませんが、プランナーさんに勧められるがままに取り入れてしまったりせず、お二人や場合によっては周囲の人に相談しながら、最終的な結論を出すと良いでしょう。
前撮りは必ずしも必要ではない、ということは念頭に置いておかれることをオススメします。