詳しくは説明されないかも
ブートニアってご存知ですか?
結婚式のお花の打ち合わせで耳にする機会があると思いますが、新郎の左胸につけるお花のことです。
このブートニアに関しては詳しい意味を説明されることなく、「ブートニアはブーケのイメージに合わせますね」と打ち合わせが進んでしまうかもしれません。
新婦に一目置かれるかも!
当日の装いを華やかにする為。と思っている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、見た目ではそういう意味合いも含んでいると思いますが、実はブートニアには大事な意味が込められているんですよ。ブートニアの始まりは諸説ありますが、一つ有名な話をご紹介したいと思います。
これを知っておけば、新婦に一目置かれるかもしれませんよ!自分が身に着ける物の意味を理解しておくと、ただの飾りではなく、とても大切な物に感じられると思います。
ブートニアの始まり
ブートニアは新郎の心臓に最も近い位置に身に着けます。ブートニアとは元々は「襟元のボタン穴にさす飾り」という意味があります。語源はフランス語です。ちなみに、ブーケは「 生花や造花の花束」という意味です。
その昔、ヨーロッパで男性が女性に結婚を申し込む時、つまりプロポーズをする時に男性が野に咲く花を摘み、それを花束にして、女性にプレゼントをするというスタイルがありました。
その、プロポーズの返事がOKであれば、女性がその花束の中から一輪抜いて男性の胸元につけました。これがブーケとブートニアの始まりだと言われています。
プロポーズの返事を表している
つまり、「あなたと結婚します」という新婦のプロポーズに対する返事を表しているんですね。とても素敵な話ですよね。
この話を元に人前式では「ブーケ・ブートニアのセレモニー」というスタイルがあります。これはゲストの方に花を一輪ずつ持っていただき、それを新郎が集めて新婦へプロポーズの意味を込めてプレゼントをするというセレモニーがあります。
もちろん、OKであれば新郎の胸元にブートニアを着けてあげるというセレモニーです。
プロポーズをしっかり出来ていない新郎にはオススメです!
魔除けの意味も
また、ブーケ・ブートニアには病気、不幸や悪魔から身を守るという「魔除け」があると言われています。これからの二人の人生を不幸や災いから守ってくれる。そんな意味が込められているのかもしれませんね。