新郎が一番目立つタイミング=謝辞
謝辞と言えば、結婚披露宴の締めの挨拶として全員に対して新郎が述べる「感謝の言葉」。当日参列して下さったゲストは勿論、多くの方に対してお礼を伝えるとても大切な場面です。それだけに、人によっては並々ならない思いを抱くこともあるでしょう。人生におけるとても大切な1日、結婚式。そのフィナーレを飾る謝辞は新郎が一番目立つタイミングですから、しっかりと話したいものですね。
謝辞でカンペを読むのは有り?無し?
まず、正解はありません。カンペを用意するもしないも、読むも読まないも新郎、又は新郎新婦の自由です。カンペを読まない方が格好いい!と思えばそうすればいいでしょうし、カンペを用意してちゃんとお礼を伝えたい、と思うのならそうすべきなのです。後は、冷静に当日のことを考えて判断すべきでしょう。
カンペの用意の判断基準は?
とはいえ、そんな曖昧なことを知る為に見ているんじゃない!というあなたの為に、以下にカンペを用意した際・用意しなかった際、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えしましょう。カンペを用意するかどうか迷っている新郎さんには、必ずや参考になるでしょう。
【カンペを用意するメリット】
・式の最中、内容についてそわそわしないで済む
・細かくお礼を伝えたい場合に、言いそびれる心配がない
・言葉が上手く継げなくなる心配がない
・感極まって泣いても、内容が飛んだりしない
【カンペを用意するデメリット】
・カンペがあるから、と油断してしまう可能性がある
・臨機応変にその場のことを盛り込みづらい
・カンペを用意したうえで更に噛み噛みになったりすると相当格好悪い
【カンペを用意しないメリット】
・ゲストに向かって、顔を見ながら話せる
・堂々とした印象を与えられる
・どれだけ楽しんでいても最後の締めをしっかりと言うことでゲストが感心する
・その場の考え次第で色々と盛り込めるし、手短に済ませることも出来る
・感極まって涙を流しながらも話すことで感動を誘える
・その日、その場で感じた素直な気持ちをそのまま伝えやすい
【カンペを用意しないデメリット】
・直前になってそわそわする
・謝辞が気になって披露宴を楽しめない
・言葉選びがちゃんと出来ず失礼な言動になる可能性がある
・「あー」や「えー」が増える
・内容が飛んだ場合にケアが出来ない(司会者の力量次第、でもある)
謝辞の時のカンペの用意、まとめ
いかがでしたか?結婚式は、いまや決められた形というものはありません。ある人は、「会社の上司や先輩などお世話になった方がいるからしっかりとカンペを用意しよう」と思うかもしれません。またある人は「皆にフランクに楽しんでもらいたい。それを新郎新婦が体現してこそのおもてなしだからカンペなしで率直な気持ちを」と思うかもしれません。何より大切なのは、新郎新婦がどんな結婚式にしたいか、これに尽きます。是非、あなたらしい謝辞でお礼を伝えてみて下さいね。
!ワンポイントアドバイス!
「でも、ここまで読んでもやっぱりどうしたら良いかわからない」という方は、一度”結婚式全体のコンセプト”を思い返してみて下さい。結婚式のそもそもの目的は何なのか、どんなゲストが来るのか、そのゲストとの関係性は?これらについてじっくりと考え向き合うことで、どんな結婚式にしたいかが見えてくるハズ。そうすると、自ずとどんな謝辞のスタイルを自分達が望んでいるのか、ゲストの方々に失礼のないように出来るのかが見えてくるハズです。もしコンセプトがはっきと見えないのなら、早急にプランナーさんや経験済の方に相談することをオススメします。